更年期の女性の身体に優しい牛肉ってホント!?

男性向きと思われがちですが、実は女性にも必要な理由があるんです。女性は50歳を超えると閉経によって女性ホルモンに変化が起こります。それまで出ていたはずのエストロゲンというホルモンのおかげで、骨の形成や動脈硬化の抑制ができるといわれており、体を維持するの上手くつかわれていました。

 

ホルモン低下によって徐々に身体を守る効果は低くなります。これからは十分な良質な栄養素をしっかりと自分で摂取していく必要があります。美容のため、健康のためにお肉を少しずつ食べるようにしてください。

 

この女性の老化に伴う筋肉や骨格が弱くなることを「サルコペニア」とよび、このサルコペニアによって体内の脂肪量が増えていくことで「サルコペニア肥満」と呼ばれる不健康な体になってしまうのです。

 

閉経してからでももちろん良いですし、できることであればお肉を食べる習慣をつけるためにも40代から徐々に和牛慣れをしておくと良いと思います。

 

 

お肉を食べると太ってしまうの「ウソ」

脂肪たっぷりの牛肉を食べると太ってしまいそうで、身体を守るための準備とはいっても今の体型を維持したい。そんな美しい女性には是非安心してもらいたいです。

 

実は肉食は肥満をもたらすことはない

 

というのが現在の研究結果になります。

 

お肉を食べることで血清アルブミンという成分が身体に蓄えられるのですが、この血清アルブミンを増やした場合にはお肉を食べていない人に比べて肥満度が低くなったという結果がでています。これは骨と筋肉を十分な量を作ることができているので、脂肪が増えにくくなっているためと考えています。

 

摂取カロリーは体内に蓄積されますが、お肉のせいではない。老化防止におススメのお肉部位の記事で紹介したように、脂肪分が比較的少なめの部位のお肉であるヒレやモモ肉を食べると摂取カロリーを抑えながら鉄分やたんぱく質、そして血清アルブミンを取り入れることができるようになるんですね。